YogaBook(Windows11非対応)タブレットにWin11をインストール

2024年11月26日火曜日

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YOGA Book (Lenovo YB1-X91F) について

360度回転ヒンジを備えたタブレットPCです。 モノリスのような薄型のボディにHaloキーボードと呼ばれるタッチパッドタイプのキーボードが特徴です。付属の専用ペンでペンタブレットになる機能もあります。

  • スペック
    • CPU:Intel® Atom™ x5-Z8550 1.44GHz
    • メモリ:4GB RAM
    • ストレージ:64GB eMMC

2017年頃の古い製品なのでWindow11には対応していないのですが、ネットの情報をたよりにインストールしてみました。

Windows11(24H2) インストール手順

インストールに使用するメディアについては”MicroUSB↔TypeAメス”変換ケーブルで接続したUSBメモリと、もしくはmicroSDカードが使用できます。

USB変換ケーブル、USBメモリ、microSDカード


形式としてはrufusなどでインストール用メディアとして作成して使用する方法と、ISOファイルをマウントし、中の"setup.exe"を実行することでもインストールが可能です。

初めにrufasでインストール用USBメモリを作成し、USB変換ケーブルで接続しました。
ボリュームアップキーを押しながら電源を入れるとブートメニューが表示されるのでUSBメモリから起動することができます。
しかし、インストール用USBメモリからブートするとキーボードも画面タッチ操作も使用できませんでした。この場合は外付けキーボード等が必要となるのでこの方法は断念しました。

別の手順としてWindows10を起動し、USBメモリ内の「setup.exe」を起動しましたが「Window11のインストール要件を満たさない」旨のメッセージが表示されインストール作業は行えません。ネット情報ではその時点のrufasは「24H2」には対応していないとのことでした。

つづいてコマンドプロンプトから「setup.exe /product server」を実行したところインストール作業が可能でした。 ネット情報では対策されて使用できないという情報はありましたが私の環境では実行可能でした。(余談ですが「/product」と「server」の間に半角スペースが必要です。当初判らずに悩みました)。


 インストール後にドライバを適用するなどの手間を考えるとクリーンインストールではなくアップグレードインストールを選択しました。 アップグレードインストールではドキュメントだけではなくアプリケーションなども引き継げ、設定なども多く引き継いでいるようでした。

しかし、アップグレードインストールでは以下の不具合が見られたため完全削除の設定でクリーンインストールを再実行しました。

  • アップグレードインストールで起きた不具合
    • ストレージの空き容量が少ない
    • 頻繁にフリーズとブルースクリーンが発生する
    • 音がなる際”プチプチ”というノイズが出る

クリーンインストールを実行してもドライバはほとんど適用されるので支障なく使用できそうです。デバイスマネージャを見ても未認識のデバイスはありませんでした。

クリーンインストール後のストレージ状況


使用感としては、使い倒して劣化したWindows10環境と比べれば動作が軽いような気がしました。CPUがAtomなのでもともともっさりなのですがビューアとしての用途として使用したいと重います。


Haloキーボード用ドライバのインストール

YogaBookにWinsdows11をインストールした時点でHaloキーボードに適用されるドライバは汎用的なもののようで、Haloキーボードの特有の機能は使用できません。 公式に提供されているWindows10用のドライバをインストールすると期待通りに動作しました。

  • Haloキーボード用デバイスドライバのインストール手順
    1. Haloキーボード ドライバのファイルをダウンロードし、圧縮ファイルを展開する
    2. スタートボタンを右クリックし、デバイスマネージャーを開く
    3. 「ヒューマンインターフェースデバイス」→「Goodix Touch HI」を表示して右クリックし、アンインストールを選択する
    4. 「Keyboad Driver 2.0.7.exe」を実行してインストールします。インストール完了後、Windowsを再起動します。
    5. 「HaloKeyboad 2.0.7.msi」をインストールし、続けて「Multi-mode service 1.0.2.7.msi」をインストールします。インストール完了後後、Windowsを再起動します。
公式のドライバをインストールすると、Haloキーボードのフィードバック音や明度の設定、ペン入力モードの切り替えができるようになります。
キー入力のフィードバックバイブレーションは有効になりませんでした。おそらくバイブレーションのドライバをインストールする必要があると思われます。私には不要なので設定しませんでした。

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