参考資料
手順1:専用confファイルを作成してファンコントロールを有効にする
「vim」で「thinkpad_acpi.conf」というファイルを作成し、設定を記述vim /etc/modprobe.d/thinkpad_acpi.conf
開いた「thinkpad_acpi.conf」に下記設定を記述します。
options thinkpad_acpi fan_control=1
手順2:CPU温度を監視に関する設定
必要なパッケージをインストールします。sudo apt install thinkfan
sudo apt install lm-sensors
※”lm_sensors”と記載しているブログもありますが、aptを実行すると見つからないと表示されます。
センサーを読み込んでみます。
sudo sensors-detect
なにやら質問されるのでとりあえずすべての項目はYesと答えておきました。
また、
『loaded. You may want to run '/etc/init.d/kmod start'』
といわれたので下記コマンドを実行しておきました。
sudo /etc/init.d/kmod start
続いて温度センサーで取得された測定値が記述されているファイルを調べます。
sudo find /sys/devices -type f -name "temp*_input"
このように表示されました。
/sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp3_input
/sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp1_input
/sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp2_input
/sys/devices/virtual/hwmon/hwmon0/temp1_input
手順3:取得されたCPU温度に応じたファンレベルを制御する設定
thinkfanの設定ファイルに、温度センサーで取得された設定値が保存されるファイルのパスを記述します
sudo vim /etc/thinkfan.conf
ファイルパスの頭に”hwmon”をつけるらしいです
以下を追記
tp_fan /proc/acpi/ibm/fan
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp3_input
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp1_input
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon1/temp2_input
hwmon /sys/devices/virtual/hwmon/hwmon0/temp1_input
さらにファンレベルと最低温度・最高温度の範囲を記述します。 温度範囲はオーバーラップさせるらしい?以下を追記します。
(0, 0, 55)
(1, 48, 60)
(2, 50, 61)
(3, 52, 63)
(4, 56, 65)
(5, 59, 66)
(7, 63, 32767)
おそらく、”(ファンレベル,最低温度,最高温度)”のような記述になっていると思われます。各レベルの温度範囲が重なっています(オーバーラップ)。正直、設定値が摂氏なのか華氏なのかも不明です。すみません。
"/etc/thinkfan.conf"ファイルの編集作業は以上となります。
手順4:daemonとして登録する
下記コマンドでdaemonの自動起動を登録します。sudo systemctl enable thinkfan
念の為システムを再起動後に動いているか確認します。
sudo systemctl status thinkfan
"active (running)"の表示があれば成功だと思います。
設定手順は以上です。
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