■PROXMOXとは
Debianベースの仮想化ホストプラットフォームらしいです。
普段はLinux+KVMやHyper-vで遊んでいるのですが、Webインターフェースを備えた仮想化環境が手軽に扱えるようなので試してみました。
■PROXMOXの入手
インストール用のISOファイルを公式サイトより入手しました
公式サイト
ダウンロードしたのは4.4というバージョンです。Torrentファイル等もあるようですがISOファイルをダウンロードしました。
ダウンロードページ
■USBフラッシュメモリによるインストールの注意点
ISOファイルをCD-ROMに焼けば普通にインストールできました。
しかし、CDドライブの無いPCにもインストールしようと思い、普段使い慣れている「Rufus」を使用してブート用USBメモリを作成したのですが、うまくブートできませんでした。
PROXMOXのインストールと初期設定で参考にしたブログによると、「ImageUSB」というソフトを使用するとうまくいくようです。
参考:仮想化プラットフォーム Proxmox を試す
情報を基に「ImageUSB」を使用してブートUSBメモリを作成すると、PROXMOXのインストールに成功しました。
■PROXMOXのインストール手順
[1]ブート直後の画面
ISOファイルから作成したブートCD、又はブートUSBメモリでPCをブートすると、下記の画面が表示されます。が、なぜか最初の画面は解像度XGA(1024×768)以上のモニタでないと表示できないようです。手持ちの解像度の低いモニタでは「信号が無効です」と表示されていました。
ただし、それ以降の画面はスケーリングがされているようで解像度の低いモニタでも表示でき、インストール手順を正しく進めることができました。
以下の画面が表示されないマシンでは、適当に「Enter」キーを押して次の手順に進みました。
[2]ライセンスの確認画面
ライセンスの確認画面では内容を確認して了承できるなら「I agree」ボタンをクリックし、次の手順へ進みます。
[3]インストール先ドライブの選択
当初、PCでオンボードRAIDを設定していたのですが、ドライバが無いためRAIDデバイスを認識できず、搭載しているディスクがそのままインストール先として表示されていました。
しかし、PROXMOXでソフトウェアRAIDを構成して、インストール先に選択できます。
Optionボタンを押し、「zfs(RAID1)」を選択します。
[4]タイムゾーン等の選択
「Country」のテキストボックスに"j"を入力すると、候補リストが表示されるので「Japan」を選択します。
[5]パスワードの設定
パスワードの設定を行います。
ここで設定したパスワードは"root"ユーザーのパスワードになり、Webインターフェースやコンソールログインに使用できます。
注意点としてはPROXMOXをインストール後SSHサーバーも動いているのですが、パスワード認証で"root"ユーザーとしてログインできてしまいます。PROXMOXの設置環境によっては速やかにSSHの設定見直しが必要かもしれません。
[6]ネットワークの設定
ネットワーク設定を入力します。
「Hostname(FQDN)」とあるようにホスト名はPC名称だけでは次に進めません。
「proxmox-server.local」のようにホスト名にドメイン名を加えた設定にします。
「Next」ボタンをクリックするとインストールプロセスが開始されます。
[7]インストールの完了
インストールプロセスが完了すると「Installation successful」と表示されます。
「Reboot」ボタンをクリックして再起動するとPROXMOXのインストールは完了です。
再起動後、設定したIPアドレスのポート8006にWebブラウザでhttps接続すると、Webインターフェースにアクセスできます。
オレオレ証明書なので使用しているWebブラウザによっては警告が表示されます。
以上で、PROXMOXのインストール手順は完了です。
インストール後、初期設定が必要になります。
初期設定は、コンソールログインして行う作業と、Webブラウザで接続して行う操作があります。
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