KDE Linux を Hyper-vで試用してみる [環境設定編]

2026年5月11日月曜日

t f B! P L

概要

現在開発中で新しいLinuxディストリビューションの「KDE Linux」をWindows11のHyper-V仮想化環境で試用してみました。

「KED Plasmaデスクトップ」開発チームが開発しているディストリビューションでArchベースとのことです。

参考URL

Currently the Testing edition is available, showcasing the latest and greatest in-development versions of KDE’s Plasma desktop environment and apps. Expect frequent changes and regressions, and use it in a production environment at your own risk! Other editions suitable for the general public are in progress.

インストール用イメージファイルの入手

インストールイメージファイルは公式のインストール手順解説ページ内の ”1.Download the latest .raw image from here.”から最新のファイルを入手します。まだ開発中なので、ビルドされたファイルが日々更新されているようです。 OSのインストールファイルを入手する際、ファイルサイズが大きめで時間がかかることと、配布しているサーバーに負担をかけたくないので可能であればtorrentから入手するようにしています。 今回はWSLのUbuntuにダウンローダーの「aria2」をインストールしてファイルをダウンロードしました。 aria2のコマンド”aria2c”の引数にtorrentファイルの直リンクURLを指定すると、torrentファイルのダウロードの後に本命のISOファイルのダウンロードまで行ってくれるので便利です。

mkdir /mnt/c/kde_linux
cd /mnt/c/kde_linux
sudo apt install aria2
aria2c https://files.kde.org/kde-linux/kde-linux_202604260254.torrent

WSLではホストマシンのドライブは”/mnt/”以下にマウントされています。 WSL上の”/mnt/c/kde_linux”ディレクトリはWindowsの”c:\kde_linux”フォルダになります。

インストール用イメージファイルの変換

インストール用イメージファイルは「.raw」形式で配布されています。 公式のドキュメントではブートUSB作成ツールでインストール用USBストレージを作成することになっています。 Hyper-vではUSBストレージのパススルーはサポートしていないので「.raw」形式ファイルを「.VHDX」形式に変換して使用します。

仮想ディスクイメージを変換するにはWSLのUbuntuで「qemu-img convert」を使用しました。

sudo apt install qemu-utils
qemu-img convert -f raw -O vhdx kde-linux_202604260254.raw kde-linux_202604260254.vhdx

「qemu-img convert」を使用すれば様々な仮想マシン環境用に作成されている仮想ディスクを相互に変換できます。 たとえばVirtual BOX用の仮想ディスクイメージしか提供されていないような場合でも変換してKVMやHyper-Vで使用することができます。

Hyper-V仮想マシンの作成

KDE Linux の動作要件は下記のようになっています。
  • UEFI firmware(this includes most sold in the last 15 years)
  • An AMD or Intel CPU
  • 2 GB of memory - 15 GB of storage space

仮想マシンの新規作成ウィザード 設定


 「仮想マシンの新規作成ウィザード」で以下のように設定しました。
  • 名前 : KDE_Linux
  • 世代の指定 : 第2世代
  • メモリの割り当て : 2048MB
  • ネットワークの構成 : Default Switch
  • 仮想ハードディスクの接続 : 仮想ハードディスクを作成する(15GB)
  • インストールオプション : 後でオペレーティングシステムをインストールする

上記の設定でウィザードの完了ボタンを押して仮想マシンを作成します。

KDE Linux インストール設定

作成した仮想マシン「KDE_Linux」を選択し、設定画面を開きます。

仮想ディスクの追加


 左ペインの”SCSIコントローラー”を選択、右ペインで”ハードディスク”を選択して”追加”ボタンをクリックします。



”仮想ハードディスク”項目で”参照”ボタンをクリックし、変換したインストール用VHDXディスクを選択し、”適用”ボタンをクリックします。

セキュアブートの無効化


左ペインで”セキュリティ”を選択し、右ペインの”セキュアブートを有効にする”のチェックを外して”適用”ボタンをクリックします。 セキュアブートが有効だとインストール用ブートディスクから起動できませんでした。

起動順序の変更


左ペインで”ファームウェア”を選択します。右ペインでインストール用に追加したハードディスクを選択し、”上に移動”ボタンを押して一番上に順番を変更します。変更後”適用”ボタンをクリックします。

プロセッサ数の設定


必須の作業ではありませんが、シングルプロセッサ(シングルコア)の仮想マシンは遅いのでプロセッサ数を増やしておきます。 左ペインで”プロセッサ”を選択し、右ペインで”仮想プロセッサの数”を設定します。規定では”1”ですが動作が遅いので2つ以上に設定しておきます。

Hyper-v仮想マシンにKDE Linuxをインストールするための設定は以上となります。設定した仮想マシンを起動するとインストーラーが起動します。 



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