経緯
Ubuntu22.04を実行していた環境をやめて新しくDebian13をインストールした際、新しい環境に元のストレージを接続してデータをリカバリしようと思いました。 従来のLVMを使用しないパーティションの場合「/dev/☓☓☓」というファイルをマウント指定すればよいですが、使用したいた旧ストレージはLVMで構成されていたため操作手順が異なりました。
Debian 13で別のPCから外したディスクのLVMボリュームをマウントするには、以下の手順を踏みます。
対象ストレージの接続
別のPCから外したストレージをDebian 13 PCにUSBアダプタやSATAケーブルで物理的に接続します。
LVM操作ツールのインストール
LVM操作ツールのパッケージをインストールします
sudo apt update
sudo apt install lvm2
VGのアクティブ化
”vgchange -ay”コマンドで、新しく追加されたディスク上のすべてのボリュームグループをアクティブ化します。これにより、論理ボリュームが /dev/mapper ディレクトリに表示されるようになります。
sudo vgchange -ay
コマンドを実行すると「1 logical volume(s) in volume group "ubuntu-vg" now active」と表示され過去に作成したLVMボリュームの名前が表示されました。
このコマンドを実行すると、システムは新しいVGを見つけ、そこに含まれるLVをアクティブ化します。アクティブ化されたLVは、/dev/mapper/ボリュームグループ名-論理ボリューム名 というパスでアクセスできるようになります。
論理ボリュームの確認
lvscan コマンドで、アクティブ化された論理ボリュームを確認します。
これにより、ボリュームグループ名、論理ボリューム名、サイズなどの情報が表示されます。
sudo lvscan
ACTIVE '/dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv' [<126.00 GiB] inherit
「/dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv」がマウント元として指定できます。もともとボリュームグループ、論理ボリュームはそれぞれ一つづつしか作成していなかったのでこのように表示されていています。
論理ボリュームのマウント
マウントポイントの作成します
sudo mkdir /mnt/hdd1
sudo chmod 777 /mnt/hdd1
”/etc/fstab”をエディタで開きます
sudo vim /etc/fstab
fstabに以下の設定を追記します
/dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv /mnt/hdd1 ext4 defaults 0 0
今回は”ext4”で論理ボリュームをフォーマットしていたことを覚えていましたが、不明な場合は”lsblk -f”コマンドなどでフォーマットの種類を確認します
fstabの設定を有効にします
sudo mount -a
LVMボリュームをマウントする操作手順は異常です。
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